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2017年4月

2017年4月12日 (水)

恵那・中津川リニア高圧送電線問題連絡協議会

岐阜県中津川市の市民有志が4月9日「恵那・中津川リニア高圧送電線問題連絡協議会」を立ち上げました。

東濃地方には核融合科学研究所の他にリニア問題があります。
車両を浮かせて走らせるための膨大な電力、発生する電磁波、自然破壊など様々な問題がありますが、必要な電気を送る高圧送電線がもたらす電磁波という問題もあるのですね。

核融合発電もそうですが、リニアは本当に必要なのかどうかという国民的議論がないまま、無謀な計画を進めていると思います。

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2017年4月10日 (月)

東海地方で高線量とのことですが…

数日前から東海地方で高線量が測定されているという情報が流れ、お問い合わせも来ているのでコメントいたします。

情報の元になっているのは下にリンクしたサイトのようですが、Readings are in uR/hr (microRem per Hour) for Cs137/Co60 (Cesium-137 / Cobalt-60)「数値はセシウム137とコバルト60のuR/hr(0.01μ㏜/hr)」とあり、重水素実験で生成されるトリチウムの測定値ではありません。

情報元になっているサイト↓(ガイガーカウンターで測定されています)
http://www.blackcatsystems.com/RadMap/?locale=japan#map_canvas

また、そのあとに赤字でNote that these are generally run by individuals, and not all readings may be accurate. Do not panic because you see a high reading. Someone could be getting invalid readings.「これらの数値は個人が測定したもので、全てが正確ではないかも知れません。高い数値が出ていてもパニックを起こさないように。誤測定の可能性があります」とも書かれています。ガイガーカウンターでβ線とγ線を一緒に測定しようとすると、10倍近い値が出ることがあるようです。公開されている研究所周辺のデータでは、高い値は出ていません

核融合科学研究所 環境放射線データ↓(日付を指定して過去データも見られます)
https://sewebserv.nifs.ac.jp/past.php

また、トリチウムが出すβ線はとても弱く紙1枚で止まってしまうため、ガイガーカウンターの窓を通過することができず測定できません。そこで、測定には一般的に液体シンチレーションという方法を使いますが、これができる測定器は数千万円もします。

トリチウムの測定には、こういった大掛かりな装置が必要です↓
https://www.jcac.or.jp/site/service-lineup/service-env-torichium.html

つまり個人が測っている場合トリチウムの測定は事実上不可能なので、「東海地方に核融合研究所由来の放射能が」という情報が流れてきても、それはトリチウムではなく別の核種の値です。誤測定かまたは悪意あるねつ造だと思っていたたけばいいと思います。

今回の実験については間違った情報が多く流されており、中にはいたずらに不安をあおって講演や物販に結びつけようとするものもあります。お気を付けください。


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